たまです。
今回はグラウンデッド・セオリー・アプローチについてです。
グラウンデッド・セオリー・アプローチとは
質的な分析方法の1つ。
プロセスや構成要素、、用いられる方略などが明確になっていない現象を記述し、分析し、コアとなる概念を見出すために用いられる研究方法。
フィールドでデータを収集し、そのデータに基づいて(グラウンデッドして)理論が構築されるため、グランデッド・セオリーと呼ばれる。
グラウンデッド・セオリー・アプローチは、シンボリック相互理論と理論的基礎としている。
シンボリック相互作用論を基礎とするだけに、相互に作用する役割に着目して研究を行う。
人が他者との間でどのようにお互いの行為を解釈し、自分自身の行動を再編成するのかを説明した理論
グラウンデッド・セオリー・アプローチの特徴
他の質的研究と比較すると、時間によって変化する現象の段階や様相を明らかにすることや、
現象を理解することを目的としています。
見出された理論は状況が限定的で、実践的です。
アプローチの方法は大きくGlaser版とStrauss版があります。
収集したデータは一斉に分析するのではなく、データ収集と分析が相互に作用する分析方法を用います。
グラウンデッド・セオリー・アプローチの方法
対象
対象は人。データはインタビューで得られた回答や観察で得られたデータなど。
データ収集方法
よく用いられるのは、インタビューと観察法。
対象者の背景や数などはあらかじめ決めない。最初の面接や観察で得られたデータを分析し、次の面接や観察へ発展させる。
分析方法
分析しながらデータを収集する(理論的サンプリング)という特徴がある。
グラウンデッド・セオリー・アプローチで注意すること
多くのアプローチ法があるため、どの方法をとるかは方法論に関する文献を読むことやスーパーバイズを受けながら取り組む。
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