看護研究の旅〜グラウンデッド・セオリー・アプローチ〜

たまです。

今回はグラウンデッド・セオリー・アプローチについてです。

目次

グラウンデッド・セオリー・アプローチとは

質的な分析方法の1つ。

プロセスや構成要素、、用いられる方略などが明確になっていない現象を記述し、分析し、コアとなる概念を見出すために用いられる研究方法。

フィールドでデータを収集し、そのデータに基づいて(グラウンデッドして)理論が構築されるため、グランデッド・セオリーと呼ばれる。

グラウンデッド・セオリー・アプローチは、シンボリック相互理論と理論的基礎としている。

シンボリック相互作用論を基礎とするだけに、相互に作用する役割に着目して研究を行う。

シンボリック相互理論とは

人が他者との間でどのようにお互いの行為を解釈し、自分自身の行動を再編成するのかを説明した理論

グラウンデッド・セオリー・アプローチの特徴

他の質的研究と比較すると、時間によって変化する現象の段階や様相を明らかにすることや、

現象を理解することを目的としています。

見出された理論は状況が限定的で、実践的です。

アプローチの方法は大きくGlaser版とStrauss版があります。

収集したデータは一斉に分析するのではなく、データ収集と分析が相互に作用する分析方法を用います。

グラウンデッド・セオリー・アプローチの方法

対象

対象は人。データはインタビューで得られた回答や観察で得られたデータなど。

データ収集方法

よく用いられるのは、インタビューと観察法

対象者の背景や数などはあらかじめ決めない。最初の面接や観察で得られたデータを分析し、次の面接や観察へ発展させる。

分析方法

分析しながらデータを収集する(理論的サンプリング)という特徴がある。

グラウンデッド・セオリー・アプローチで注意すること

多くのアプローチ法があるため、どの方法をとるかは方法論に関する文献を読むことやスーパーバイズを受けながら取り組む。

グラウンデッド・セオリー・アプローチのおすすめ参考書籍

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この記事を書いた人

たまです。30代後半、現在、第1子妊娠中です。
看護師歴15年になります。
エアクロ歴6年、育児や知育について勉強中。
趣味は温泉、家庭菜園、投資。

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